
2023年11月1日。快晴。今日で41歳になりました。
誕生日の朝、美容院へ行って髪を切りました。
肩まで伸びた髪を思いきってばっさり。15年ぶりのショートカットです。
結果、ショートカットにして大正解!スッキリ、さっぱり、お手入れラク〜。
なんと言っても首の後ろに髪の毛がないのは快適です。髪のストレスがゼロになりました。
ミニマリスト的にもショートにしてよかったなと思います。
以下、41歳コミュ障による誕生日にショートカットにした体験談です。
もくじ
40代で髪をショートカットにしたきっかけ

実は髪をショートカットにしたのには理由がありまして。
かんたんにまとめると、2日前に行った「サンキューカット」で大失敗…!一つに結べる長さの「前下がりボブ」をオーダーしたら、「アジフライのしっぽ」のような髪型になってしまったのです。
人に見られたくない、あまりにも悲惨な髪型にガマンできず、「もう切っちゃお!」と一大決心。
最短で美容院に行ける日がたまたま自分の誕生日だった、というわけです。
美容院はホットペッパービューティーで探しています。4年前から利用していて、いろんな美容室に行きました。そして今回は20回目の予約となりました。(いつの間にそんなに…!)
おかげさまで今回も安くて、良い雰囲気の美容院が見つかりました。
おしゃべりでにぎわう美容院
予約時間ぴったりに美容院に到着。もはや遅刻では。
41歳になってからも「時間どおりに行動できない」というグレイゾーンを発揮。「スタッフさんが不機嫌だったらどうしよう…」とビクビクしながら入店。
カランコロ〜ン
「いらっしゃいませ〜」
明るいあいさつで出迎えてくれました。やさしいお姉さん(20代)の笑顔に安堵する41歳。
すでにお客さん2名が施術中で、スタッフ2名も忙しそう。そんな中気づいてもらえてよかった。。
席に案内され、てるてる坊主の状態で20分ほど待つことに。
待ち時間に飲みものをすすめられ、
「お茶かコーヒーか紅茶、どれがいいですか?」
はい、出ました。美容院あるある。「恐怖のカフェイン三択」です。
カフェイン断ち10年の私は「どれも飲めません」とは言えず、「お茶」をオーダー。
白いお皿に乗ったカントリーマアムと一緒に、飲めない「お茶」をていねいに差し出してくれました。
カントリーマアム。これもチョコが入っているのでカフェインです、食べれません本当にごめんなさい。
2組の客とスタッフさんのにぎわう会話をBGMに、「よかったらどうぞ〜」とすすめられたiPadで雑誌を読むふりをして、
「どうしよう…めっちゃおしゃべりする美容院じゃん、、ムリ会話ムリどーしよ〜」
これが41歳コミュ障の心の中。止まらない2組の会話にパニックです。なんでそんなにペラペラ話せるの?こわい。会話こわい。
いよいよショートカットに
入店時に出迎えてくれたお姉さんにシャンプーをしてもらい、いよいよカットへ。
カット担当の美容師さんは金髪メッシュで、ショートカットのお姉さんでした。
ショートカットの美容師さんにショートカットにしてもらう安心感ったら…!
そして、どんなショートにするかカウンセリング。
「シュッとした感じとぼわっとした感じ、どちらがいいですか?」
シュッてなに??ぼわってなに??
あたまの中にはてなマークが飛び交いながらも、消去法で「シュッとした感じ」をオーダー。
仕上がり像がまったく見えず、不安なままカット開始となりました。
どうなる、私の髪型!?
でも、さすがベテランの美容師さん。私が1言ったことを10理解してくれます。
「量を減らしたい」と言ったら、毛先しか減らさない美容師さんが多いのだけど、今回の美容師さんはトップの方まで減らしてくれました。
「減らすってなったら気合い入っちゃうんで、ガンガン減らしますね〜」
ハキハキと元気な美容師さん。頼もしい。
でもね、私知ってるんです。量を減らすのって手が疲れるそうですね。前に7年間通った美容師さんが言ってました。
元気な言葉の中に見え隠れする「手が疲れる…」の気持ちを読み取る41歳。
「手が疲れるのにありがとうございます〜」と心の中で手をあわせるコミュ障。
その後もていねいに微調整してくれて、シュッとしたきれいな形のショートボブの完成です。
会話は上手くできなかったけど、この美容院にしてよかった!と心から思いました。
元気な美容師さん、ありがとう。
そして誕生日のミラクルが…!
床に落ちた自分の大量の髪の毛をまたいでお会計へ。
すると、小さなクッキーを差し出す美容師さん。
「今日でオープン1周年なんです〜」と。
なんとこの美容院、私と同じ誕生日だったのです…!
ほんとに?こんなミラクルある?
思わず食い気味に「おめでとうございます〜」と言っちゃいました。
自分も誕生日だということは言いません。大人ですもの。そっと自分の胸にしまっておきます。

40代で変化した誕生日の過ごし方
帰り道に考えていました。
自分の誕生日に浮かれていたのは何歳までだったかなと。いつから自分の誕生日をかくすようになった?
20代のころは自分の誕生日はぜったいに仕事を休みにして、自分にプレゼント買って、好きなケーキを好きなだけ食べていたっけ。
歳を重ねるにつれて誕生日を祝われることが恥ずかしくなってきました。
いろんな経験をして臆病になっていく中で、自分が主人公になる状況を望まないのです。
「誕生日にバッサリ髪を切った」
それだけで心がラクになりました。新しい気持ちで41歳を過ごせそうです。
誕生日に髪を切るの、おすすめです!
後日談:職場のみんなの反応は?
髪をバッサリ切って、次の日仕事に行くのって恥ずかしくないですか?
もうすぐ1年になる職場。入社時から肩まで伸ばした髪をひとつに結んでいたので、いきなりショートになって現れる私にみなさんがどんな反応をするのか、朝からビクビクしていました。
コミュ障の私は、いつもどおり無表情で挨拶します。そんな私にみなさんは、
- 「髪きった!かわいい」
- 「新人さんかと思った」
- 「髪型変えたんですね〜いいですね〜」
- 「菊人形みたいでかわいい」
やさしい方ばかりです。心からおどろいてくれました。たとえお世辞だとしても、私の心にはお世辞に聞こえる言葉はありませんでした。
女性陣で私の髪型に触れなかった人は1名。男性陣はだれも何も言いませんでした。笑
てか、菊人形ってなに?!