ドラマ『夢中さ、きみに。』の紹介です。
前半は基本情報とあらすじ、後半はお楽しみポイントと感想をご紹介します。
1話あたり24分。全5話。2時間でサクッと楽しめます!
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もくじ
ドラマ【夢中さ、きみに。】感想レビュー|高校生の淡々とした日常に誰もがきっと「夢中」になる
地上波の放送は1年前(2021年1月)でした。
放送終了後もずっと「あのドラマおもしろかったなぁ〜」と心の中に残っていた作品です。
今回U-NEXT にアップされていたので見返したのですが、やはり心つかまれる良いドラマでした。
実際にみて感じたお楽しみポイントがこちらです。
お楽しみポイント
- 人に「夢中」になる高校生の日常
- 登場人物の運命が交差していく
- みんな落ち着いてるがユニークなキャラクター
- たんたんと進む日常が心地いい
- 時系列がおもしろい
ドラマ『夢中さ、きみに。』の基本情報
まずは基本情報です。
\原作はこちら/
ドラマ『夢中さ、きみに。』のあらすじ
ドラマ『夢中さ、きみに。』のあらすじです。
都内の名門女子高に通う松屋めぐみ(福本莉子)は読書が趣味で、本の世界に浸っているときが何よりも幸せを感じる「小説オタク」。SNSのオタク用アカウントの読書感想の投稿に、『仮釈放』というアカウントから返事がくる。しかし、そのアカウントに投稿されているのは、拾い文字を集めた単語の画像のみ。投稿内容はくだらないが、何故か心が惹かれ…。そして、同じ街に住んでいることに気づいた松屋は少し心が躍るのだった。ある日、街で偶然にも『仮釈放』さんを発見…その人物こそが、林美良(大西流星)だった。
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関わると必ず不吉な目に合うと、学園で都市伝説化されている二階堂明(高橋文哉)。席替えで、そんな二階堂の前の席になってしまった目高優一(坂東龍汰)は、事もあろうか掃除当番まで二階堂とペアになってしまう。吹っ切れた目高は、恐る恐る話しかけてみることに。そしてある日、小学校の同級生・佐藤みのる(横田真悠)と再会し、二階堂にまつわる、ある事実を聞かされるのだった。
『うしろの二階堂(前編)』
主人公の林美良(大西流星)を中心に、まわりの人のさまざまなストーリーが合わさった構成です。なので、このほかにもいろんなストーリーが登場します。
ドラマ『夢中さ、きみに。』の登場人物
以下、ドラマ『夢中さ、きみに。』の登場人物とキャストのまとめです。
※俳優さんの名前クリックでウィキペディアへ。
林 美良(大西流星)(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
鐘亀高校2年生。「心に余裕があるうちは意味のないことをしていたいんです」と言って、今しかできない意味のないことを楽しんでいる。林の不思議な魅力にまわりの人間は惹かれていきます。たまに家の中華屋を手伝っています。
高校生なのにしゃべり方や性格が落ち着いていて、考え方がおもしろいです。人の名前を間違えて呼ぶところも。普段はクールだがたまに見せる笑顔にきゅんです。
二階堂明(高橋文哉)
小塚高校2年生。中学時代に起きたとある出来事をきっかけに「逆高校デビュー」を果たします。目が隠れるほど長い前髪にメガネ、制服のブレザーをズボンにインした奇妙なスタイル。常に下を向き猫背で歩く。その姿は学園中から不気味に思われています。
松屋めぐみ(福本莉子)
鶴森学園2年生。都内のお嬢様女子校に通う。小説オタクで本の世界に浸ってるときが幸せ。芋が好きで、SNSのアカウント名は「おいも3兄弟」。
お嬢様高校に通ってるだけあって話し方はていねいで、たたずまいもおしとやか。とても好感持てる高校生です。
目高優一(坂東龍汰)
小塚高校2年生。新学期の席替えで学園中から不気味に思われている二階堂(高橋文哉)の前の席になる。謎に包まれた二階堂に興味を持ちはじめ、ひょんなことから二階堂の秘密を知ります。
顔もだけど、行動や話し方、仕草もイケメン!
江間譲二(楽駆)
鐘亀高校2年生。体育祭でのとある出来事をきっかけに林(大西流星)に「ぼくかわいい?」と絡まれるように。中学のころから林のことを「変なヤツ」だと思っている。「変なヤツ」だと思っているわりに冷静に人のこと見ています。家族想いのやさしい一面も。
小松豊(前田旺志郎)
鐘亀高校1年生。林(大西流星)の後輩で美術部。林のある行動をきっかけに「絵のモデルになってくれませんか?」と頼む。目の良さには自信がある。人懐っこい感じが後輩感あってかわいい。
山田章太郎(望月歩)
鐘亀高校1年生。先輩のマサヒロにパシリにされている。昼休みになるとダッシュでマサヒロの弁当を買いに走る。親にもらうお昼代はマサヒロの弁当代になっている。本編では山田の人の良さが存分に発揮されます。
荒川(河合優実)
小塚高校2年生。二階堂(高橋文哉)のクラスメイト。目高(坂東龍汰)のグループと仲が良い。クラスの女子のリーダー的存在。かくれた趣味を持つ。イケメンアンテナ高い。二階堂いわく推理小説の探偵なみに勘がするどい。
そのほか出演者
・篤子(伊藤万理華)
鐘亀高校2年生。目高、荒川と仲が良い。
・佐藤みのる(横田真悠)
高校2年生。目高の小学校の同級生。二階堂とは同じ中学だった。
ドラマ『夢中さ、きみに。』のお楽しみポイント
ドラマ『夢中さ、きみに。』のお楽しみポイントがこちらです。
お楽しみポイント
- 人に「夢中」になる高校生の日常
- 登場人物の運命が交差していく
- みんな落ち着いてるがユニークなキャラクター
- たんたんと進む日常が心地いい
- 時系列がおもしろい
人に「夢中」になる高校生の日常
「夢中になる」のがポイントです。恋愛でもない友情でもない、人に「夢中になる」という部分が描かれています。ゆったりした流れでじんわりと感情に触れられて、それがすごくよかったですね。
主に6組のストーリーが交差して描かれています。どのストーリーも興味深いものでした。詳しくは後半のネタバレ感想で!
みんな落ち着いてるがユニークなキャラクター
登場人物は高校生なのですが、みんな落ち着いています。そしてどこかユニークで個性的。いつの間にかあなたも彼らの魅力に「夢中」になるはず。
たんたんと進む日常が心地いい
見ていてとても心地いいドラマでした。高校生のたんたんと進む日常が落ち着いたタッチで描かれています。大きな事件もなければ感動的な出来事もありません。でもなぜかずっと見ていたくなるんですよね。そこが大きな魅力でもあります。
登場人物の運命が交差していく
意外な人物が意外なとこで繋がって…という運命の交差が楽しめます。こことここがつながって、その先にまた別のつながりがあって。おもしろいんですよね運命の交差って。
時系列がおもしろい
時系列がおもしろい構成になっています。サスペンスドラマのように伏線を回収する系ではないので思考停止でも十分楽しめます。全話見てからリピートして見たら、さらにドラマの魅力がアップしました!

このあとはネタバレがあるよ。
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ドラマ『夢中さ、きみに。』のネタバレ感想
とても好きな作品でした。まずキャラクターがいい!高校生なのに落ち着いててたんたんとしている。それぞれちょっと変わっていて。しずかにじんわり楽しめるドラマでした。
『夢中さ、きみに。』は主に6組のストーリーが描かれています。ひと組ずつ紹介します。
松屋めぐみ(福本莉子)×林美良(大西流星)
第1話 前半
松屋目線で描かれています。
主人公は林美良(大西流星)なのですが、第1話は松尾めぐみ(福本莉子)の視点で始まります。この設定からもうおもしろいですよね。人間と機械の友情を描いた小説「鉄と鉄」が好きで、本の感想をSNSに投稿。レスをした林と出会うことになります。
林と会った松屋は「友達になってくれませんか?」と告げる。
しかし林は「それは承諾しかねます」と断ります。
公園で一緒に芋まで食べておいてなんで?と思いますよね。その理由はすぐにわかるのですが、ここで注目したいのは林の表情なんです。
「それは承諾しかねます」の言葉にショックを受けるめぐみ。その様子に林はちょっとだけ「ん?」という顔をするのです。ほんと気づくか気付かないかの微妙な動き。すごく好きなシーンでした。林が友人関係を断った理由を知ってから見返すとより楽しめたシーンでした。
そして、この出会いがすぐ恋愛に発展しないとこがまたいいんですよね。
さらにきゅんなのが1話目前半のさいご。松屋は林にSNSで返信するために必死に看板文字の「ろ」を探します。そんな松屋にこれまでポーカーフェイスだった林は、ここではじめて笑顔を見せます。
二階堂晃(高橋文哉)×目高優一(坂東龍汰)
第1話 後半
目高目線で描かれています。
新学期。目高は学園中から不気味がられてる二階堂と席が前後になる。そして二階堂に興味を持つように。
二階堂の不気味さの演出がおもしろかったですね。ホラーのようでもありコメディのようでもあり。効果音で遊んでますよねw ふふっと笑ってしまうシーンでした。
ある日目高は学校帰りに小学校の同級生に偶然会う。そこで中学時代の二階堂のことを聞き、後日送られた二階堂の写真に衝撃を受けます。
二階堂の笑顔が見たいと考えた目高は変顔をして二階堂を笑わせます。そして目高ははじめて二階堂の「笑顔」を見ます。
目高の二階堂にに対する心情がわかりやすく描かれていたのがよかったですね。
前半のストーリーも後半のストーリーも最後は笑顔。人が人に夢中になるきっかけって案外ささいなこで、それが「笑顔」。1話目から心掴まれるストーリーでした。
そして目高と二階堂らは修学旅行へ!
3話〜5話
舞台は修学旅行で東京へ。
目高が二階堂を誘って同じグループになります。恐怖の修学旅行では、二階堂が荒川にイケメンだとバレそうになるのがひやひやもんでした。たんたんとした日常を描いたドラマですが、こればかりはドキドキです。
東京で1人行動をする二階堂はスイーツショップへ。ソフトクリームを食べるシーンはきゅんでしたね。そこへクラスの女子が入店。二階堂はメガネを外して逆変装をします。イケメンアンテナが敏感な女子はイケメンを見逃しません。イケメンに騒ぐ女子高生がリアルで。好きなシーンでしたね。
そして注目したいのが目高くんです。イケメンすぎる行動の数々。いつも二階堂を助けてくれます。
真のイケメン現る。きっと目高はそれだけ二階堂に「夢中」になってるのですね。
好きなシーンは目高と二階堂がふたりで過ごすホテルのシーン。
よかったですねぇ。修学旅行の話は尺も長くて心に残るものとなりました。
江間譲二(楽駆)×林 美良(大西流星)
第2話 後半
江間目線で描かれています。
同じクラスで席が隣の江間と林。学園祭の出来事をきっかけに林から「かわいいでしょ?」と絡まれるように。
家の中華屋の手伝いをしている林。パンダの着ぐるみを着てクーポンを配っていたが、子供に絡まれて逃げた先が江間の家。この行動にはキュンときました。
江間に中華屋のクーポンを渡し、パンダの着ぐるみのまま何気ない会話で笑う。江間はここで林の笑い声を初めて聞きます。笑うことで新たな「夢中」が生まれました。
このパンダのシーンもすごく好きで。「友達」になる瞬間を見た。そんな感覚です。
小松豊(前田旺志郎)×林 美良(大西流星)
第3話 前半
小松目線で描かれています。
林が教室のベランダで芋を干しているのを見た小松は、芋干しに使われていたキャンバスが自分のものだと知る。そのことをきっかけに林に「絵のモデルになってくれませんか」と頼みます。
今までとは少しテイストが変わって、先輩後輩の話です。後輩の小松が、不思議な魅力を持つ林に惹かれていきます。「後ろ姿」がキーワード。オチがおもしろくてじんわり楽しめるエピソードでした。
荒川(河合優実)×松屋めぐみ(福本莉子)
第4話 後半
このふたりが繋がるのか!とおどろきです。このストーリーでは荒川さんの意外な一面が発覚。人間関係のおもしろさを感じました。ただ人間関係が交差するのではなく、人の意外な一面で交差しているのがいいですね。
山田章太郎(望月歩)×林 美良(大西流星)
第5話
山田目線で描かれています。
先輩のマサヒロにパシリにされている山田。お昼休みになるとダッシュでマサヒロのお弁当を買いに行きます。先輩は文句ばかり。その様子を林は非常階段の踊り場から見ていました。
「メロンパンにはカフェオレだ」とキレるマサヒロに林がとった行動。スカッとしたし林らしさがあっておもしろかった。林は、山田を助ける機会をずっと踊り場からうかがっていたのかと。
林にもらった小説「鉄と鉄」を読んだ山田は最強です。さいごに先輩に放った言葉は意外なもので、山田の人のよさがでていました。山田いいやつ!
以上6組の紹介でした。
林の松屋さんいじり
林(大西流星)って人の名前をまちがえて呼ぶのだけど、アドリブかな?と思うほど。松屋のことを、
「吉野家さん」「CoCo壱番屋さん」「大戸屋さん」などと呼びます。チェーン店いじりですね。
また、荒川のことを「ともがわさん」と呼んだシーンも。セリフなのかアドリブなのか不明でしたが楽しめるシーンでした。
世界は複雑で曖昧だ
ラストシーン。
これで終わるの!?という感じの終わりかたでした。
すべては小説「鉄と鉄」の一節「世界は複雑で曖昧だ」に準ずるのかと。
「友情」でも「恋愛」でもない曖昧な関係。
複雑に交差する登場人物の運命。
どこか神秘的な感じが残るドラマでした。
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特典でメイキング映像が収録されています。
さいごに
今回はドラマ『夢中さ、きみに。』の紹介でした。
- 人に「夢中」になる高校生の日常
- 登場人物の運命が交差していく
- 出演者がイケメンばかり
ほんっと好きな世界観でハマってしまいましたね。イケメン好きとしてはきゅんポイントも多くて存分に楽しめました。
公式インスタグラムでは、出演者の仲の良い様子が見れるので、こちらもぜひのぞいてみてください。
『夢中さ、きみに。』
公式インスタグラムはこちら。
見終わってから1年、「あのドラマ良かったなぁ…」と思うような記憶に残るドラマです。
まだ見てない人はぜひ!
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おもしろかったドラマぜひ共有しましょう!
では、また次の作品で!
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